2009年10月15日木曜日

金田一耕助「本陣殺人事件」トリック再現のこと1回目

10/1〜11/30まで、倉敷市真備で行われているイベント
「巡る・金田一耕助の小径」の中に
「本陣殺人事件」のトリック再現という、イベントがある。

内容の詳細は、著作物の関係上、
明かすことはできないのだけれど
この作品が世に出てから、
原寸大のトリック再現は初めての試みだそうだ。
これは、イベントの進行、司会役で
横溝研究家でもある網本さんの受け売り。
何しろ、ノーカットリアルタイムラインですから。

再現するにあたっては
原作の中の見取り図に、詳細が書いてある訳ではないので、
文章を読み砕いて、実際にどうであったかを
倉敷市の職員の方や、地元の横溝ファンの方々で具現化していく。
しかも、あり合わせの材料で。

初日(9月の中頃)に様子を見に行った時には
既に大方の構想は出来上がっており、
すぐにでも成功しそうな勢いであった。
「こりゃ、いけるわ。」
正直、ここまでできるとは、と思った。

イベント前日のリハーサルは最終調整。
ほぼ、これでOKであろうと、
みんなが納得した時にはすでに日が落ちていた。
ほんとに、皆さん熱心。

帰ったのち、当日用のトリック再現の配置図を作りながら
何だか、釈然としない部分があって
再び、原作の文章を読み直す。
あることに気がついて、
それまでのもやもやしたものが吹き飛んだ。
「真備」ならではのトリックなのだ。

イベント当日、驚いたのは、
告知がほとんどなかったにも関わらず
大勢の人が来てくれたこと。
遠くは、東京、長崎、岐阜、大阪、愛媛の方も。
横溝ファン、すごいね。
イベント期間中は
二松学舎大学所蔵の横溝正史旧蔵資料の中から
見つかったばかりの「本陣殺人事件」の草稿の
一部も展示されている。

金田一耕助の扮装で司会と、進行の網本さんは
熱心なファンの方への質疑応答や
記念撮影とフル回転の活躍。
午後は、企画の言い出しっぺである
青山さんもついに現場に登場。

一、金田一ファンとして、
イベントが成功したことは、うれしい限り。

あと3回あるトリック再現イベント、
全部うまくいくとよいなと思いつつ
最終日、1000人の金田一耕助を前にしての
トリック再現が、本当の山場なんだよね。